
森を 歩くと、たおれた 木の 幹に 小さな 穴が たくさん 開いていることがあります。これは、木を 食べる 虫たちの しわざです。人間には かたくて 食べられない 木を、なぜ 虫は 食べられるのでしょうか。そのひみつを さぐってみましょう。

木を 食べる 虫の 代表は、シロアリや、カミキリムシの 幼虫、キクイムシなどです。これらの 虫は、木を かじって トンネルを 掘りながら、その 木を 栄養にして 育ちます。とくにシロアリは、たくさんの 仲間で 集まって 暮らし、枯れた 木を 食べる 虫として 有名です。

木には「セルロース」というかたい せんいが たくさん 含まれています。これはとてもじょうぶで、ほとんどの 動物は 食べても 消化できません。ところが、木を 食べる 虫の 腸の 中には、セルロースを 分解してくれる 小さな 生き物(びせいぶつ)が すんでいます。虫は 自分では 消化できないかわりに、この びせいぶつに 助けてもらって 栄養を 取り出しているのです。おたがいに 助け 合う、みごとな コンビです。