
ニュースで「カルテル」という言葉を聞くことがあります。これは、同じような商品をつくったり売ったりしている会社どうしが、こっそり話し合って、ねだんを高いままそろえる約束のことです。ほんとうは競争して安くなるはずのねだんが、下がらなくなってしまいます。

たとえば、まちにパンやさんが3つあるとします。ふつうは「うちはもっと安くするよ」と競い合うので、ねだんは下がっていきます。ところが、3つのお店が裏で「みんな300円にしよう」と決めてしまうと、どこで買っても同じ高いねだんになり、安く買えるお店がなくなります。これがカルテルのしくみです。ねだんは、ほんとうはお店どうしの競争で決まっていくものなのです。


ふつうは、お店どうしが競争すると、ねだんはだんだん安くなります。買う人は「安くて良いもの」をえらぶので、お店は選んでもらおうとがんばるからです。これは、ほしい人の数と、品物の量のバランスでねだんが動く「需要と供給」のはたらきです。カルテルは、この競争をわざと止めてしまうので、ねだんが高いままになります。