
夏の空に、もくもくと山のようにそびえ立つ雲を見たことがあるでしょう。あの雲が「積乱雲」です。ほかの雲は空に平らに広がりますが、積乱雲は上へ上へと成長し、高いものでは10キロメートル以上、つまりジェット機が飛ぶ高さまでとどきます。強い雨やかみなりを起こす雲で、「入道雲」とも呼ばれています。


積乱雲がどうやってできるかを見てみましょう。まず、強い日ざしが地面をあたためます。あたためられた空気は軽くなり、上へとのぼっていきます。空気の中には目に見えない水蒸気(水が気体になったもの)がふくまれていて、上空にのぼると冷やされて、小さな水や氷のつぶに変わります。このつぶが集まったものが雲です。あたたかく湿った空気がとぎれずに上昇しつづけると、雲はどんどん縦に発達し、やがて大きな積乱雲になります。