
よく知らないのに「あの人はきっとこうだ」と決めつけてしまうことを「偏見」といいます。みためや うわさ、たった一つの経験だけで、相手の全体を思いこんでしまうことです。偏見はだれの心にも生まれるものですが、そのしくみを知れば、気をつけることができます。

たとえば「男の子だから泣かないはず」「外国の人だからこうだろう」といった思いこみ。これも偏見の一つです。じっさいには人それぞれちがうのに、ひとまとめにして「このグループはこういう人たち」と決めつけてしまうのです。みためや所属だけで中身はわかりません。


偏見が生まれるのには、頭のはたらきが関係しています。人間の脳は、たくさんの情報を整理するために、にたものを「グループ」にまとめて考える くせがあります。これは便利なしくみですが、人に使うと「このグループはみんな同じ」と思いこみやすくなります。さらに、よく知らない相手や、少ない情報しかない相手ほど、まちがった思いこみが強くなりやすいのです。