
方位磁針は、自由に回る針が、いつも北と南を指し示す道具です。山登りや船の上など、まわりに目印のない場所でも方角がわかるので、大昔から旅の助けになってきました。針が北を向くのは、じつは地球そのものが大きな磁石になっていることと深く関わっています。

方位磁針の針は、とても軽い小さな磁石でできています。真ん中を針のように細い支えでささえているため、わずかな力でもくるくると回ります。回ったあと、針は必ず決まった方向、つまり北を向いて止まります。色がついているほうが北側です。

地球は、まるで中に大きな棒磁石が入っているように、全体が磁石のはたらきをしています。これを地球の磁気といい、北のはしと南のはしに磁石の力の中心(磁極)があります。方位磁針の小さな磁石は、この地球の磁石と引き合い、北と南の線に沿ってそろうのです。