
理科の授業でよく耳にする「観察」と「実験」。この二つは、科学者が自然のふしぎを調べるときに使う、代表的な方法です。よく見て気づきを書きとめるのが観察、自分で条件を変えて確かめるのが実験です。どちらも、思いこみではなく本当のことを知るための大切な手がかりになります。

観察とは、ものごとをよく見て、気づいたことを記録することです。たとえば、育てている植物のせたけを毎日はかったり、月の形がどう変わるかを見つづけたりします。すぐに答えが出なくても、続けて記録することで「こういう決まりがあるんだ」という発見につながります。目だけでなく、音を聞いたり、においをかいだり、さわったりして調べることも観察にふくまれます。

実験とは、自分で条件を変えて、結果がどうなるかを確かめることです。たとえば「植物には水が必要だ」と考えたら、水をあげる鉢とあげない鉢を用意して、育ち方を比べます。このように、まず「こうなるはずだ」と予想(仮説)を立て、それが本当かどうかを試すのが実験の中心です。観察が「見て気づく」のに対して、実験は「自分で確かめる」ところがちがいます。