
世界には、まだ人間が見つけていない生き物がたくさんいます。実は毎年、何千種類もの新しい生き物が発見され、名前がつけられています。まだ名前のない生き物のことを、これから紹介する方法で調べて「新種」として世界に知らせるのです。

新しい生き物は、いろいろな場所で見つかります。人がなかなか行けない深い海の底や、高い山、ジャングルの奥などに多くいますが、それだけではありません。土の中の小さな虫や、まちの公園の生き物が、実は新種だったということもあります。大きな動物より、小さな虫や菌などのほうが、まだ見つかっていないものがたくさんあると考えられています。


新種かどうかは、じっくり観察して確かめます。まず、見つけた生き物の標本(ひょうほん)を集めて、体のかたちや色をくわしく調べます。つぎに、これまで知られている生き物の記録と、ひとつずつ見くらべます。どれとも一致しなければ、新種の可能性が出てきます。最近は体の見た目だけでなく、生き物のからだの設計図であるDNAを比べる方法も使われます。最後に、研究者が論文という報告にまとめて発表し、みんなに認められると、正式に新しい生き物として登録されます。