
科学者が新しい発見をすると、その内容を「論文」という文章にまとめて発表します。でも、書いた本人が気づかないまちがいがあるかもしれません。そこで、その分野をよく知っている別の科学者たちが論文をよく読み、内容が正しいかどうかを確かめます。このしくみを「査読(さどく)」といいます。

自分で書いた文章は、思いこみやまちがいに自分では気づきにくいものです。査読では、その研究のテーマにくわしい「専門家(せんもんか)」が読み手になります。だから、ふつうの人では気づけないような細かいまちがいも見つけることができます。


査読には流れがあります。まず科学者が論文を書いて、専門の雑誌に送ります。すると雑誌の担当者が、その分野にくわしい別の科学者を数人えらんで読んでもらいます。読んだ科学者は「この部分はデータが足りない」などの意見を返します。書いた人はその意見をもとに論文を直し、みんなが納得(なっとく)して、やっと発表になります。何度も直しをくり返すこともあります。