
大きな地震や津波で被害を受けた建物を、こわさずにそのまま残したものを「震災遺構」といいます。「遺構」とは、あとの時代まで残された建物のあとのことです。災害のおそろしさや、そなえの大切さを未来に伝えるために、各地で保存されています。

震災遺構にはいろいろな種類があります。津波で鉄骨だけになった建物や、どこまで水がおしよせたかがわかる学校や駅などです。写真や文章で読むより、じっさいの建物を見るほうが、災害の大きさが実感できます。
こわれた建物をわざわざ残すのは、また同じような災害が起きたとき、人びとが命をまもれるようにするためです。とくに津波は、地震のあとに海の水が一気におしよせる、こわい災害です。津波がどうして起きるのかを知っておくことは、はやくにげる行動につながります。