
シロアリは、家の柱やゆかの木を食べてしまうことで知られる小さな虫です。体の大きさは数ミリしかありませんが、たくさんの仲間が集まって大きな集団をつくり、土や木の中でくらしています。名前に「アリ」とついていますが、じつはふつうのアリとは、ちがう種類の生き物なのです。

シロアリの多くは、白っぽくてやわらかい体をしています。日ざしや光がにが手で、かわいた場所も苦手です。そのため、光の当たらない木の中や土の中で、外に出ずにくらしています。私たちがなかなか見かけないのは、こうしてかくれているからなのです。

シロアリのなかまは、それぞれ役わりを分けて集団でくらしています。たまごをうみ続ける「女王」、木を食べて仲間にえさを運ぶ「はたらきアリ」、大きなあごで巣を守る「兵たいアリ」などです。一ぴきではなく、みんなで助け合って一つの大きな家族のように生きているのです。