まいにちこども新聞

「59分60秒、やめます」うるう秒を廃止へ 世界の会議が決める

2026-10-28 ・ 出典: サイエンスポータル ・ 小学生にもわかるニュース
写真: サイエンスポータル

世界中の時計の時刻を合わせる基準を『協定世界時』とよびます。これまでは、ときどき1秒を足して調整する『うるう秒』というしくみがありました。このうるう秒を やめることが、単位の決まりを話し合う『国際度量衡総会』という会議で決まったのです。

うるう秒の日は「59分60秒」まで進んでから次の分になりました。
うるう秒の日は「59分60秒」まで進んでから次の分になりました。

『うるう秒』は、1秒だけ時計に足す調整のことです。ふだんは59秒の次が0秒ですが、うるう秒の日は「59分60秒」まで進んでから次の分になります。この1秒を足すことで、地球の動きと時計のずれが大きくならないようにしていました。くわしいしくみは深掘りで見てみましょう。

🔍 うるう秒ってなに?タップでくわしい解説へ
正確な原子時計と、少しずつ変わる地球の動きの間にずれが生まれます。
正確な原子時計と、少しずつ変わる地球の動きの間にずれが生まれます。

今の時刻のもとになっているのは『原子時計』という、とても正確に動く時計です。いっぽう、地球が1回転する時間はほんの少しずつ変わります。そのため、正確な原子時計と地球の動きとの間に小さなずれが生まれます。ものごとを正確にはかるとはどういうことなのか、深掘りでのぞいてみましょう。

🔍 正確にはかるってどういうこと?タップでくわしい解説へ
💬 ハカセに聞こう
👧
ワタシ
原子時計のほうが正確なのに、どうして地球に合わせていたの?
🧓
ハカセ
昔から人は、太陽や地球の動きで1日を決めてきたからじゃ。だから地球とずれないように、うるう秒で合わせていたんじゃよ。
👧
ワタシ
それをやめても大丈夫なの?
🧓
ハカセ
ずれはとても小さいから、しばらくは問題ないと考えられておる。くわしくはこの先で話そう。
地球が自分で回る『自転』で昼と夜ができます。
地球が自分で回る『自転』で昼と夜ができます。

地球はこまのように自分で回っていて、これを『自転』といいます。1回転するのにかかる時間がだいたい1日です。ところが、海の流れや地球の中の動きなどで、回る速さはほんの少しずつ変わります。地球はどうやって回っているのか、深掘りでたしかめてみましょう。

🔍 地球はどうやって回っているの?タップでくわしい解説へ

今は世界中のコンピューターが同じ時刻で動いて、インターネットや通信をささえています。とつぜん1秒を足すと、機械の処理がうまくいかず、トラブルが起きることがありました。そこで、情報化が進んだ今、うるう秒をやめることになったのです。この先ずれが大きくなったときにどうするかは、これから話し合って決めていくとされています。

📖 ことばのミニかいせつ
協定世界時(きょうていせかいじ)
世界中の時計や時刻を合わせるための基準となる時刻のこと。
原子時計(げんしどけい)
原子の動きを使って、とても正確に時を刻む時計。
自転(じてん)
地球が自分でこまのように回ること。1回転がだいたい1日。
⭐ きょうのポイント
地球の動きと正確な時計のずれを直していた『うるう秒』が、世界の会議で廃止と決まりました。コンピューターが社会をささえる情報化の時代に合わせた決定です。
📰 つづきはアプリで

この記事は3つのむずかしさ(やさしい・ふつう・くわしい)でよめます。毎朝あたらしい新聞がとどくよ。

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