脳がないのに「記憶」する植物 コモウセンゴケの発見
2026-10-01 ・ 出典: サイエンスポータル ・ 小学生にもわかるニュース
写真: サイエンスポータル鳴門教育大学などの研究グループが、おもしろい発見を発表しました。虫を食べる植物「コモウセンゴケ」は、昆虫に葉を食べられた経験があると、そのあと大切な花をねらわれたときに守りを強くするというのです。脳を持たない植物が、過去のできごとを「記憶」しているようなふるまいを見せました。
葉のねばねばしたしずくに虫がくっつき、とらえられるようすです。コモウセンゴケは、葉の表面にねばねばした液のしずくをつけています。そこにとまった小さな虫をとらえて養分にする、「食虫植物」というなかまです。栄養の少ない場所でも生きていけるように、こうしたしくみを身につけました。
🔍 食虫植物ってなに?タップでくわしい解説へ
左は葉を食べられるようす、右は花の守りを強めるようすをあらわします。葉を食べられた経験のある株は、あとで花をねらわれたとき、食べられにくくして守りを強めました。脳がないのに過去のできごとを手がかりにしているようで、植物が身を守るしくみのおくぶかさがわかります。
🔍 植物はどうやって身を守るの?タップでくわしい解説へ💬 ハカセに聞こう
👦
ボク
脳がないのに、どうして
前のことをおぼえていられるの?
🧓
ハカセ
体の
中にのこった
変化が、
目印になっているんじゃ。それを
手がかりに、
花の
守りを
強めるというわけじゃよ。
このしくみは、研究者が葉を食べられた株とそうでない株をていねいにくらべる「観察と実験」でたしかめられました。あたりまえに見える植物にも、まだ知られていないふしぎがたくさんかくれています。
🔍 観察と実験ってなに?タップでくわしい解説へ📖 ことばのミニかいせつ
- 食虫植物
- 虫をとらえて養分にする植物。
- 株
- 根を下にした、1つ1つの植物のこと。
⭐ きょうのポイント
脳がない植物でも、食べられた経験を手がかりに花の守りを強めることがわかりました。